私たちの思い

犬猫たちの笑顔を守りたい

私たちは岡山県を拠点とする犬猫保護のボランティアです。
飼い主の事情で飼育放棄される犬猫たちや常に過酷な環境下にいる野良犬・猫たち、
様々な理由で行政施設に収容される犬猫たちを保護し、
心のケア、病気の治療をしたのちに、新しい家族に譲渡する活動を行っています。
ただ、犬猫保護活動の現実はまだまだ厳しく、
多くのボランティアが頑張っているにもかかわらず、
悲しみと苦しみの中生涯を終えなければならない犬猫たちは数え切れないほどです。

「もっとたくさんの犬猫たちを救いたい」
「過酷な環境から、悲しく辛い気持ちの中から、少しでも早く救ってやりたい」

このような思いで2020年2月3日、『一般社団法人せとうち保護犬猫の里』を設立しました。
2020年5月1日にオープンしたドッグラン、『せとうちドッグパーク 』が当面の活動拠点となります。

常設の譲渡会場で、保護犬猫たちの里親探しを

保護犬猫の里親探しの場として、有効に使いたいと考えています。
施設内には、保護犬エリア、保護猫エリアを設けております。
多数の保護犬猫たちが、日替わりで何回でも参加し、それぞれの子に合った、
ベストな里親さんとの出逢いを見つけてやりたいと思っています。

安全・安心なドッグランで、大切な愛犬との信頼を築いてほしい

県内にもドッグランを備えた施設は既に複数運営されていますが、
初対面の犬同士が同時に利用する形態が多いように思います。
ただ現実には、初対面の犬と仲良く遊べる犬はそう多くはなく、
飼い主以外の人間を恐れ、威嚇する犬も珍しくありません。
当施設は1家族時間制の貸切としておりますので、
どのような性格の犬でも対応可能です。
日々の散歩の感覚で、どうかお気軽にご利用下さい。
他人や他犬に遠慮せず楽しく遊んで、犬はもちろんの事、飼い主さんにも笑顔でお帰り頂きたいです。
そうした、お互いのストレスを少しでも減らす事が、
飼い主と犬の信頼関係を築いていく上での助けになると、私は考えております。
当施設がそのきっかけの場となるよう、心から願っております。

災害時にも対応可能な、大型の犬猫保護シェルター建設を目指して

現在私たちはシェルターを持たずに活動しています。
各ボランティアがそれぞれの自宅で、預かった犬猫たちを家族同様、大切にお世話しています。
ただ個人の家庭では、どんなに頑張ってもそう多くの犬猫たちを置いてやるスペースは作れず、
また、お世話する時間も足りていないのが現状です。

保護してやれなかった子たち、行政施設で殺処分されてしまった子たちの事は、
何年経っても、忘れる事はありません。
自分たちにもっと力があればと、悔しさ、悲しみに打ちひしがれる事もしばしばです。
それから心配なのは、近年目立つ自然災害の多さです。
野犬や野良犬猫たちはもちろんの事、それまで本当に大切に飼われていた子たちまで…
災害時には、本当にたくさんの犬猫たちが命を落とします。

次またいつ来るか予測出来ない災害に備え、
被災犬猫に対しても対応可能な大型シェルターを、
1日でも早く造らなければと、常に考えております。
ただ、かなり大きな規模の施設が必要になるため、
自分たちの力だけでは、なかなか難しいのが現実です。
個人、法人を問いません。
多くの方々よりのご支援、ご協力のお申し出を心よりお待ち申し上げております。

一般社団法人 せとうち保護犬猫の里

 <代表理事> 楠 理代